神様ぁ〜! 娘達の“振り袖”姿とても素敵でしょ でも“既婚者”が潜んでいるのに騙されないでね!!




    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 鈴声 アビシニアン 9頭目 ぷるにゃん 】            



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−13》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    きょうは『成人式』なんですけどぉ
   東北から北 とくに北海道では猛烈な寒波で
    カチンコチンみたいですぅ

   だから晴れ着の『振り袖』は完全防水仕様で
    下は『ヒートテック』で固めて
     足もとは滑りにくい『ブーツ』が
      『正装』になってるみたいですぅ」

   まぁ 『大雪』とか『雨』が降らなかっただけでも
    助かったんじゃないかしら
   毎年『成人式』の頃になるとお天気が荒れて
    新成人を困らせていたものね
   って言う前に
    なんであなた達まで『振り袖』を着て来たのかしら
     『成人式』はとっくの昔に済ませてるでしょ

   今朝あなた達が『教室』に現れたとたん
    『ポン太』も『メイ』ちゃんも目を丸くして
     驚いていたじゃないの
      まさかどこかの『成人式』会場にでも
       紛れ込むんじゃないでしょうね

  「先生 そこまではしませんけどぉ
    『振り袖』なんてほとんど着る機会がないんでぇ
   ドサクサに紛れてでも着ないと
    せっかく作ったのにもったいないですぅ

   でぇ けさこの『振り袖』を着て
    お出掛けしようと思ったら
     ご近所のおばさん達にイヤな眼で
      ギロってにらまれちゃいましたぁ」

   それはそうでしょ
    だってあなた達は去年『結婚』したばかりだけど
     世の中で『既婚者』の『振り袖』はNGなのよ
      だから変な目で見られたのよ

  「先生 なんでそんな決まりがあるんですかぁ
    だったら『振り袖』なんて
     メチャメチャもったいないじゃないですかぁ
   『成人式』で1回着たらあとは『初詣』か
    お友達の『結婚式』でせいぜい1〜2回くらい
     着られるか着られないくらいですよぉ」

   確かに今では『和服』自体を着る機会が少ないから
    余り言えないかも知れないけど
   大昔『振り袖』は13歳から24歳までの大切な儀式に着る
    『祝着』とされてたんですってよ

   あなた達は『成人式』からがスタートになるから
    確かに着る機会は少なくなるかしらね
   あぁそうそう それと『未婚』の女の子に限るのを
    言い忘れていたわ

  「先生 なんで『振り袖』は未婚じゃないと
    着られないんですかぁ」

   まぁそう言う『風習』と言ってしまえばそれまでだけど
    大昔は『振り袖』を未婚の証としていて
   意中の男性の前ではその『振り袖』を振る仕草が
    『ラブコール』の合図だったみたいなのよ
   それで「あなたと結婚したらこの袖を詰めます」と言う
    意思の表れでもあったみたいよ
     だから『結婚』したら
      もう『振り袖』は着ないと言ういわれみたいね

   あなた達みたいに『結婚』してからも
    そうして『振り袖』を着て街を歩いていると
   「私は今の結婚に満足していなくて
     新しい『恋』を物色中なの」って思われるそうよ
      だからご近所のおばさん達が
       怪訝そうなお顔をされたんでしょうね
   現代社会では何でもありとは言うものの
    格式の高いご家庭では完全にNGだそうよ

  「先生 でも『未婚?』なら30歳を過ぎて
    完全に40歳以上と思える方でも
     『振り袖』を着てるの見たことありますよぉ」

   まぁ確かにあるかも知れないけど
    『既婚』でかなりお歳でも『振り袖』を着られるのは
   『演歌歌手』とか何かの『ステージ衣装』くらいだと
    思うけどね

   ちょっと余談になるけど
    あなた達は『振り袖』って言うと若い女の子の
     特権だと思っているでしょ
   でもまたその大昔『飛鳥』とか『平安』まで遡れば
    男性でも女性でも同じように『袖』は長かったのよ

   ほら 『お能』とか『狂言』の装束を
    思い浮かべてみると分かるでしょ
   そうそう あなた達が大好きな『陰陽師』の装束でも
    分かりやすいかしらね

   ただね 『江戸』の頃になると長い『袖』は
    貴族くらいなもので
   武士達はチャンバラに邪魔だから
    短くなってしまったけど
   女性達の『袖』は逆に長くなったんだそうよ
    ありがちなお話しだけど位が高ければ高いほど
     長くなっていったとかね

   『振り袖』にも大・中・小があるみたいで
    大は115cmくらい 中は100cmくらい 
     小は85cmくらいって言われているけど
   当時の女性は今に比べれは平均的に背が低かったから
    『大振り袖』の115cmも袖があったら
     大変だったでしょうね

  「先生 そこまで『振り袖』に意味があるとは
    ぜんぜん知りませんでしたぁ
     ただ 年齢の壁はあると思ってはいましたけどぉ

   わたし達ってまだ『物色中』に思われたんですねぇ
    ドキッとしちゃいましたぁ
     でもまだ『お着物』は着ないともったいないんでぇ
      お袖をつめてもらいますぅ」

   まぁまぁ そう焦らなくても大丈夫よ
    そんなに『和服』を着たければ
     今度は『留袖』を着るようにすればいいのよ
   今あなた達が着ている『振り袖』は
    そのまま大事にとっておいて
     あなた達の『娘』さんに受け継げばいいのよ

   神様ぁ〜 娘達の“振り袖”姿とても素敵でしょ
    でも“既婚者”が潜んでいるのに騙されないでね

   お願いねっ