猫さん達の可愛い日替わり画像【 ベンガル 】            



  【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−30》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   きのうわたし達が『ノロウイルス』とかぁ
    『鳥インフルエンザ』のお話しを
     してたじゃないですかぁ
  そうしたら新手の『H1N1』が
   日本でも暴れ出したみたいですぅ

  今まで定番だった『タミフル』の服用や
   『ラピアクタ』の点滴が効かないみたいでぇ
    わたし達の病院でも患者さん達のようすを見て
     警戒態勢に入ってますぅ」

  そうなのよ 私も心配してるのよ
   『H1N1』はちょうど5年くらい前に
    日本でも猛威をふるったでしょ
  でも今回はあなた達が言うように頼りにしていた
   従来の『抗インフルエンザ薬』が効かないのが
    心配なのよね

  昨日はたまたま私達が『ウイルス』が
   どんどん『亜型』に変異していって
  『抗インフルエンザ薬』に耐性を持ってしまうのが
   困りものなのよねってお話ししてたのよね

 「先生 ただ一つの救いは」
   ほかの抗インフルエンザ薬『リレンザ』とか
    『イナビル』みたいな吸入タイプのものは
     なんとか効果があるみたいなんですけどぉ
  悪賢い?『ウイルス』達は
   この薬にも耐性を持つのは
    時間の問題だと思いますぅ
     もう『イタチごっこ』ですぅ

  って言いながらいま気が付いたんですけどぉ
   この『イタチごっこ』って
    どこから出てきたんでしたっけぇ」

  あらあら あなた達にとっては
   『小児病棟』の『どちて坊や』達は天敵みたいね
  四六時中何か聞かれたらどうしようって
   ドキドキしてるんじゃないのかしら

  『イタチごっこ』はこども達が手の甲をつねりながら
   お互いの手を重ねていくこども達のお遊びだって
    ついこの間もお話ししたばかりよ
     もう忘れてしまったのかしら

  でもね 嫌がったりしないで
   きちんとマジメにお答えしてあげてね
  だって あんなに幼いうちから体のハンディで
   ご両親から離れて『小児病棟』暮らしを
    余儀なくされてるんでしょ

  まだなんとか
   病院から学校に通えるこども達はいいとしても
    ほとんどのこどもさん達は
     『病室』に閉じ込められているんでしょ
  だからあなた達『ナース』を見つけると
   お話ししたくて仕方がないと思うのよ
    あなた達はどんな質問でも
     マジメに向かい合ってくれそうだからね

 「先生 それはいいんですけどぉ
   いつもわたし達の心のスキマを狙った
    質問ばかりをしてくるんですよぉ

  落ち着いていれば知っていることなのに
   突然意表を突かれて質問されると
    ド忘れしてしまうってあるじゃないですかぁ
     それでいつもやられちゃうんですぅ」

  あなた達はすぐそんな言い訳をするけど
   よほど脳に障害でも起きてなければ
    本当にあなた達の知識になっていないと言う
     証拠なのよ

  あなた達は私から見れば『生徒』さんだけど
   もう『アロマ』に関しては『知識』も『施術』も
  フランスまでお勉強に出掛けて講義を受けて
   立派に『認定証』まで頂いたじゃないの

  だから日本でも『アロマインストラクタ』として
   教室を開いても『講師』として通用するでしょ
    『アロマ』だけに限らず
     何ごとにも自信を持って行動して欲しいわ
  まだちょっと早いけどね
   あなた達が今していることは
    素敵な『お母さん』にもつながると思うのよ

 「先生 『アロマ』のお勉強の時は
   もう必死だったですけどぉ
    アヤちゃんやユキちゃん達が
     『虎の巻』を編集してくれてたんでぇ
      効率よく勉強できましたぁ

  それにサラさんやガヴィさん達からも
   いろいろ応援していただいたんでぇ
    『フランス語』まで覚えることができましたぁ
  だから『フランス』での講義を
   『通訳』さんなしでできたときは
    メチャ嬉しかったですぅ」

  それと同じでね
   形はちょっと違うけどあの『どちて坊や』達も
    『知識』に飢えているときに
  真剣に向かい合ってくれる大人がいるって言うのを
   とても喜んでいると思うのよ

  あなた達が『アロマ』を覚えたら
   『フランス語』が分かるようになって
  『フランス語』が話せるようになったら
   より『アロマ』の知識が増えたでしょ

  あなた達が『パリ』でお勉強しているとき
   薬局の『薬剤師』のお婆ちゃん達に
    『どちて坊や』と同じことをしていたのよ
  『アロマ』の知識はもちろんだけど
   『フランス』古い習慣や人生相談まで
    お話しをうかがってとても為になったでしょ
  今はあなた達がこども達にとっては
   あの時のお婆ちゃんの役目をしているのよ

 「先生 まったくその通りだと思いますけどぉ
   お言葉に逆らって申し訳ないですけど
  わたし達は『お婆ちゃん』じゃあなくってぇ
   もうちょっと年齢を下げていただけますかぁ

  若くてキレイで歳の割には物知りで
   まるで都会に舞い降りた天使のような
    『ナース』さんとかぁ」

  それはちょっと言い過ぎでしょ
   私は純真なあのこども達の前だけでは
    『ウソ』はつきたくないわ

  神様ぁ〜 “若くキレイで物知り?”な“ナース”は
   いい“お母さん”になれるかもって言ってね

  お願いねっ