神様ぁ〜！ 女の“涙”はときには美しいものなのよ 気丈な女と言われるほど“可憐”だと言ってね！！
猫さん達の可愛い日替わり画像【 ネコたんと一緒の布団で添い寝したい ＰＡＲＴ１２ 】
【 ２年前の東日本大震災で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１４−６８》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
本人の目の前で言いにくいんですけどぉ
きのう空港でサラさん達をお迎えしたとき
アヤちゃんとユキちゃんが
メッチャンコ綺麗に変身していたので
ビックリしちゃいましたぁ
最初パッと見たときはアレッて感じで
わたし達の方に歩いてきてウッソーと思って
恥ずかしいんですけどぉ
挨拶もしどろもどろで
パニクってしまいましたぁ」
確かに今回は２人とも大変身していたわね
あなた達が余りにも驚いてるんで
サラさん達の方が驚いていたわよ
さすがにあれから３年という年月は
良い意味でも悪い意味でも
人々の生活を変えてしまったんだと思うわ
まぁ アヤちゃんやユキちゃんも
３年前には酷い目にあったけど
心機一転『アロマ医療』の資格を取って
サラさんの叔母様達と縁があって
『パリ』で暮らすようになったんだけど
とっても風格が出てきたわね
サラさんは女医さんだから
『フランス人形』みたいな風貌の中に
しっかりとした考えをお持ちだけど
アヤちゃんやユキちゃん達は
お家もお仕事も何もかも失ってしまって
全くマイナスからの再出発だったけど
３年の月日がこれ程までにとはね
私嬉しくって涙がこぼれてきちゃったわ
皆さんの前で恥ずかしかったけど
「先生 でも先生の涙が
皆さんに伝染してしまったんですよぉ
だってサラさんの叔母様も
先生とハグハグしながら
目頭を熱くされてましたぁ
皆さんがこの３年間の思いに
頬を濡らしていて
わたし達ももらい泣きしてしまいましたぁ」
ゴメンナサイね
私もずっとこらえてきたつもりなんだけど
立派に変身した２人を見たらね
抑えきれなくなってしまったのよ
あとは１日でも早く故郷に戻って
念願の『アロマ教室』を開いて
当時お世話になった方達に恩返しをする
スタートが切れることを祈っているわ
アヤちゃん達の『アロマ教室』に
既に入校希望を出されている未来の生徒さん達も
首を長くして待ちながら
今は私達が『福島』をボランティアで訪れたとき
何かとお手伝いをしてくださってるでしょ
本当にありがたいと思っているわ
私達が少しでも足しになればと思って
アヤちゃん達への『応援カンパ』を
集めてずうっと続けているんだけど
現地では『行政？』の遅れが
手かせ足かせになってしまってるでしょ
それがホントに悔しくってね
だから空港で皆さんをお迎えしたとき
ひとつも良いお話しが出来なくて
今までの思いが一気に吹き出してしまったみたいで
皆さんにご迷惑を掛けてしまったわ
「先生 そんなことぜんぜんないですよぉ
きのうは『民宿』の大きなお風呂に
サラさんや叔母様や
アヤちゃん達と一緒に入ってたじやないですかぁ
その時先生の涙のお話しがでてぇ
あの気丈なアヤちゃとユキちゃんの目に
涙があふれてきたら
もうみんな大泣きになってしまって
ずいぶん長湯になって汗をかいてたお顔が
また涙でグシャグシャになってしまって
もう大変なことになってましたぁ」
私も今朝自分のお顔を見たら
眼が腫れてしまっていて
とんでもないお顔になっていたけど
皆さんも腫れぼったい眼をされていたのは
そのせいだったのね
「先生 でもそのあとは皆さん
結構スッキリしてたみたいですよぉ
今回ガヴィさんはお仕事の都合で
一足遅れて『民宿』に到着されたんですけどぉ
お風呂には間に合ったんで
サラさんの泣き顔を見て笑ったら
結局ガヴィさんもグシャグシャのお顔だったんで
みんなで見つめ合いながら
最後は大笑いでしたぁ
それがまた涙が出るほどおかしくってぇ」
それにしてもあなた達は
それだけでは終わらなかったんでしょ
叔母様ご夫婦はさすがに早くお部屋に戻られたけど
あなた達は宴会が始まったって
お顔に書いてあるわよ
「先生 またまたドッキィ〜ン
だっていつも通りガヴィさんが
美味しい『ワイン』を
持ってきてくださったんですぅ
ちょっと長湯になってしまったんでぇ
ノドが渇いてしまって
じゃあ皆さんで一口だけと良いながら
ついついグビグビとなってしまいましたぁ
『汗』と『涙』を絞りきったあとの『ワイン』は
ものすごく美味しかったですぅ」
ちょっと日本語の使い方がおかしい気がするけど
まぁいいわ
今朝叔母様に体調を伺ったら
昨夜思いっきり泣いて笑ったら
スッキリサッパリして絶好調よって
お礼まで言われてしまったわ
なんだか妙にこそばゆくって
お互いに腫れぼったい眼を見て
「あ〜〜ら大変」と言いながら
笑ってしまったわ
今日は皆さん全員はれぼったいお顔の
ケアから始めないといけないわよ
神様ぁ〜 女の“涙”はときには美しいものなのよ
気丈な女と言われるほど“可憐”だと言ってね
お願いねっ
