神様ぁ〜! “上げ膳据え膳”はお好きだったかしら でも“据え膳”は“痛い目”もあると言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 キジトラにゃんこの会 14匹め 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−75》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   きのうサラさんを『空港』でお見送りしてから
    『福島』にやって来たんですけどぉ
  大勢の方達がわたし達をお出迎えいただいたんで
   エェッ わたし達って『有名人』って
    思っちゃったんですけどぉ
     違ってましたぁ

  みなさんアヤちゃん達の未来の生徒さん達で
   今回はわたし達の代わりに
    ボランティアのお手伝いを
     してくださってるみたいですぅ」

  本当にありがたいわね
   皆さんは首を長くして
    今では『キリン』さんよりも首を長くされて
  アヤちゃん達が地元故郷で
   『開校』するのを待っててくださるのよ
     そのお気持ちを思うとますます私達も
      努力をしないといけないわね

  そう言えばサラさんの叔母様も
   日本にみえた頃よりはお元気そうで
    『寒の戻り』でまた体調を崩されないかと
      心配していたんだけどね

  でもまぁ アヤちゃん達がこれ程までに
   未来の生徒さん達から
    熱烈な歓迎を受けるのを見て
     安心されたのかしらね
      お顔の色もよかったんでホッとしたわ

 「先生 面と向かうとちょっと言いにくいんですけど
   先生の方がなんだかお疲れのようすですよぉ
  じつはけさ お婆ちゃん達からも
   先生ってちょっとお疲れじゃないのって
    声をかけられちゃったんですぅ

  だってあなた達の先生は週末ごとに
   こちらへ来てわたしたちの面倒を
    見てくださってるし
     1日もお休みなしで動き回ってるでしょ

  それに今回は『パリ』からお客様がいらしてるし
   ご自宅も開放されてたみたいだからね
    少しくらい体を休めていただかないと
     またひっくり返っちゃうよって」

  あらあら そんなご心配を頂いてるとは
   想像もしていなかったわ
    私ってそんなに疲れたお顔をしているかしら
  そう言えば二人の『新妻』に
   上げ膳据え膳でちょっと楽をさせて頂いたんで
    気がゆるんでしまったのかしらね

  私もお婆ちゃんになったら
   あんなに可愛い『新妻』さん達が
    何人もいてくださったら
     もっと楽が出来るかも知れないわね

 「先生 またそんな呑気なことをおっしゃって
   今週はお婆ちゃん達がおっしゃるとおり
    少し体を休めてくださいね
  ホントはサラさんの叔母様も
   先生の体調を心配されてるんですよぉ」

  あらあら これじゃあ全く逆だわね
   私なんか旦那様から
    「君はマグロ女か?」って
      からかわれたことがあるのよ
  『中トロ』が大好きな『トド』さんと結婚したから
   『マグロ』に生まれ変わってしまったわって
     言い返したら黙ってしまったわ

 「先生 なんのことだかサッパリ分かりませぇ〜ん
   ふだんからよくそんなんで
    ご夫婦の会話が成り立ってるんですねぇ
     とっても不思議だと思いますぅ

  でぇ 不思議だって言えば
   さっき先生が『上げ膳据え膳』って
    おっしゃってたじゃないですかぁ
  あれって『上げ膳下げ善』じゃ
   なかったんでしたっけぇ」

  あらあら あなた達はそんな風に覚えていたの
   その方が驚いてしまうわ
  そう言えばあなた達彼とか男の人達が
   『据え膳食わねば・・・』って聞いたことない

  それにねパソコンで『さげぜん』って入力しても
   うまく変換されないと思うのよ
  『上げ膳』って言うのは
    お料理そのものを指したり
  婆やに教えて頂いたんだけど
   本来は食べ終わったお食事を
    下げるって意味なんだそうよ
     だからその対語が
      『下げ膳』にはならないのよ

  『据え膳』って言うのは
    これから食べて頂くお食事を出すことなのよ
  さっきお話しした『据え膳なんとか』も
   至れり尽くせりで
    さぁお召し上がりくださいって意味で
     使われてるでしょ

 「先生 エェェェェェッ・・・
   じゃあ先生の旦那様は
    『新妻』二人も食べちゃったんですかぁ」

  もぉあなた達はなんてこと言うの
   そんな人聞きの悪いことを言わないでよ
  お二人で作ってくださった
   美味しいお料理は頂いたけど
    『新妻』まで食べちゃったら
      大変なことになるじゃない

  周りのお婆ちゃん達もゲラゲラ笑ってるじゃない
   私は恥ずかしくって余計にお顔の色が
    青ざめてきそうよ
     ここで倒れちゃっても知らないから・・・

 「先生 大丈夫ですよぉ
   じゃあ今度はわたし達が『割烹着』を着て
  先生のご自宅でモノホンの『新妻』が
   旦那様が大好物の『据え膳』を作りますぅ」

  絶対にお断りよ
   『パリ』の『割烹着』さん達は安心だけど
     あなた達は超危険だからダメよ
      旦那様の方が『食べられて?』しまうわ

  そんなおバカなことばかり言ってないで
   あなた達も早くボランティアの準備をしてね

  神様ぁ〜 “上げ膳据え膳”はお好きだったかしら
   でも“据え膳”は“痛い目”もあると言ってね

  お願いねっ