神様ぁ〜！　今は“嬉し涙”もうかつに流せないのよ　涙は“歳のせい”なんかじゃないって言ってね！！

　　【３年前の東日本大震災で被災された皆様には
　　
　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１４−７９》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　お相手の前では超寡黙】

　「先生　大変ですぅ
　　　せっかく『春一番』が吹いて
　　　　これから暖かくなると思ってたんですけどぉ
　　けさはメチャメチャ寒くて
　　　また『冬』の格好をしてきちゃいましたぁ
　　　　『北風』が冷たいんで
　　　　　　マフラーまでしてきましたぁ

　　そうね　今朝は冷たい『雨』も降っていたから
　　　真冬のころと同じ『完全防寒装備』で
　　　　ウォーキングに行ってきたのよ
　　本当はおサボりしちゃおうかなって思ったけど
　　　少し体を動かさないと気持ち悪いでしょ
　　　　せっかくの習慣だから続けたいしね

　　今朝の気温は『福島』のお婆ちゃん達のところと
　　　変わらないんですってよ
　　　　日中でも8℃くらいまでしか
　　　　　上がらないそうだし『北風』も強いしね

　　アヤちゃん達もともかく
　　　サラさんの叔母様もこの天候不順では
　　　　また体調を崩されるんじゃないかと思って
　　　　　心配になってしまうわよね

　　そうそう　実はアヤちゃん達は今日の午後
　　　『福島』からこちらに戻ってきて
　　　　　下宿のお婆ちゃんご夫妻のところに
　　　　　　お礼の挨拶に行かれるそうよ

　「先生　それはアヤちゃん達からメールがあって
　　　きのうわたし達が一足先に
　　　　下宿のお婆ちゃんご夫妻のところにお邪魔して
　　　　　お迎え準備のお手伝いをしてきましたぁ

　　お婆ちゃんご夫妻もあれ以来
　　　いつもの『民宿』ではお顔を見てますけどぉ
　　　　実際にお家に戻ってくるのは久し振りなんで
　　　　　とっても喜んでみえましたぁ」

　　あなた達はそう言うところはよく気がまわるし
　　　対応も早いから
　　　　いいお嫁さんになると思うわよ

　「先生　お言葉を返すようですけどぉ
　　　わたし達はもうお嫁さんになってますぅ
　　でぇ　きょうの予定なんですけどぉ
　　　いつもの『和食屋』さんのお二階を貸し切りで
　　　　ちょっと早めの『夕食』を
　　　　　お願いしてありますぅ」

　　えぇぇっ　あなた達がやること早いのはいいけど
　　　私そんなの聞いてないわよ
　　　　だってまだ旦那様にお願いしてないもの
　　あなた達のことだからいつもの調子で
　　　私の『教室』の名前で予約しちゃったんでしょ
　　　　旦那様にお願いしてみないと・・・

　「先生　大丈夫ですよぉ
　　　今回はＯＢさん達の計らいで
　　下宿のお婆ちゃんご夫妻をお招きして
　　　アヤちゃん達のささやかな歓迎パーティを
　　　　しようってことになってますぅ

　　そうしたら『和食屋』さんのご夫婦も
　　　快諾してくださって
　　　　サラさんの叔母様に喜んでいただけそうな
　　　　　お料理を無償で提供してくださるそうですぅ

　　ほかの費用はＯＢさん達が負担してくださって
　　　アヤちゃん達には今まで集めた『カンパ』を
　　　　渡してくださるそうですぅ

　　きょうはお天気もよくないですからぁ
　　　『和食屋』さんでゆっくりしていただいて
　　あとは『下宿』のお婆ちゃんご夫婦のところで
　　　お休みいただきますぅ
　　　　きのうその準備はしてありますので
　　　　　大丈夫ですぅ

　　でぇ　ちまたではあしたから『三連休』なんで
　　　『教室』では『認定試験』を受験される方達の
　　　　　『補講』をしますけどぉ
　　先生にはゆっくりしていただきますぅ
　　　こんな大事なときにひっくり返られると
　　　　大変ですからぁ」

　　そのお気持ちは本当にありがたいけど
　　　誰がその『補講』をサポートするの
　　あなた達だって巷は『三連休』とは言え
　　　『ナース』のお仕事はお休みじゃないでしょ

　「先生　それが大丈夫なんですよぉ
　　　じつは本邦初公開
　　アヤ先生とユキ先生が初めてこの『教室』で
　　　最新『アロマ』事情の講義をされるんですぅ

　　いま受験生の方達はアヤちゃん達が編集した
　　　『虎の巻』で勉強されてるじゃないですかぁ
　　　　　その直接解説もしてくださるみたいですぅ

　　でぇ先生　ちょっと困ったことがあるんですぅ
　　　じつはこの情報が流れたとたん
　　　　受験生の方達以外でも
　　『聴講生』を希望される方達が
　　　　殺到してしまったんですぅ

　　今回はさすがに受験される方達と
　　　ご一緒にと言う訳にはいきませんので
　　『教室』ではみっちりと受験勉強をしていただき
　　　　あすあさってと2日間は『和食屋』さんで
　　『ランチ』を兼ねた講演会をしていただくように
　　　　お願いしてありますぅ

　　日曜日はちょっと寂しいんですけどぉ
　　　アヤちゃん達とお別れパーティの準備も
　　　　してありますぅ」

　　まぁ　驚いたわ
　　　私の知らない間にしっかり準備してくれたのね
　　そう言えばあなた達が
　　　今回は妙に何も聞かないから
　　　　不思議だなとは思っていたのよ
　　　　　もうあなた達にすべてをお任せしても
　　　　　　大丈夫のようね
　　　　　　　なんだか嬉しくて涙が出そうよ

　　「先生　まだまだそう簡単に泣かないでくださいね
　　　そう簡単に涙を流していると
　　　　『歳のせい』だって言われますよぉ」

　　神様ぁ〜　今は“嬉し涙”もうかつに流せないのよ
　　　涙は“歳のせい”なんかじゃないって言ってね

　　お願いねっ　　　　