神様ぁ〜！　今日から“カンヌ”は華やかになるわよ　でも“グレース”の代わりは難しいと言ってね！！

　　【３年前の東日本大震災で被災された皆様には
　　
　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１４−１３４》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　お相手の前では超寡黙】

　「先生　大変ですぅ
　　　きのうサラさんからメールをいただいて
　　　　きょうの夜から『カンヌ』に行かれるから
　　　　　ナイショにしておいてねって
　　　　　　書いてありましたぁ

　　また今回もガヴィさんとご一緒みたいで
　　　去年と同じホテルに泊まるみたいですけどぉ
　　　　今回は『傷心旅行』じゃないみたいですぅ

　　あらあら　あなた達には何も内緒事は
　　　お話し出来ないわね
　　　　サラさんのメールにはナイショでねって
　　　　　書いてあったんでしょ

　　もっともサラさんがあなた達にお話しする時点で
　　　ヒミツは守られないことは
　　　　お分かりだったでしょうけど
　　　　　まぁ　裏返して言えば受験生さん達に
　　　　　　エールを送られたんじゃないかしら

　　あなた達だって『パリ』での研修が終わったら
　　　『南仏』の旅に連れてって頂いたでしょ
　　　　　だから受験生さん達にも
　　　　　　先ず『国内認定』をパスして
　　とにかく『パリ』への切符を手に入れたら
　　　頑張ったあとの
　　　　色々お楽しみもあるわよってね

　「先生　でもサラさん達は来月末『ワイハー』に
　　　行かれるんじゃないですかぁ
　　　　なんでこんな時期に『カンヌ』なんかにぃ」

　　あなた達『カンヌ』に行ったときのことを
　　　もう忘れちゃったの
　　　　ほらあの『レッドカーペット』よ

　　あなた達が訪れたときは
　　　確かにシーズンオフだったから
　　　　とても静かだったけど
　　今日14日から　確か25日までは
　　　『カンヌ国際映画祭』が開催されるでしょ

　「先生　じゃあサラさん達はもろ本番で
　　　『モノホン』の映画スターを
　　　　　見られるじゃないですかぁ
　　　　　　エェェェェェッ・・・・・
　　　　　　　うらやましいですぅ

　　また『カンヌ』にも行きたいですしぃ
　　　『モナコ』のあの崖っぷちの
　　　　　『レストラン』にも行きたいですぅ

　　ホントのことを言うと今度の新婚旅行で
　　　行きたいところの候補のひとつなんですぅ
　　　　彼にはいつもお話しばっかりだったんでぇ
　　　　　わたしが案内してあげようかなって
　　　　　　思ってますぅ

　　ところで先生　珍しくモジモジされて
　　　どうかされたんですかぁ」

　　いやぁ　あなた達にお話ししようか
　　　どうしようか迷っていたのよ
　　　　サラさんから聞いたお話なんだけどね
　　　　　今『モナコ』のお話しがでたでしょ
　　　　　　ちょっと気になるお話しがね・・・

　「先生　そこまでおっしゃるなら
　　　バァ〜〜ッとお話しくださいよぉ
　　　　男らしくないですよぉ」

　　お黙りっ　私は男じゃないって
　　　なんどお話ししたら分かるの
　　　　もう　いい加減にして欲しいわ

　　あくまでもサラさんとガヴィさんが
　　　教えてくださったことよ
　　今回の『映画祭』にはね
　　　『モナコ』の王族全員が欠席されるんですって
　　　　　私も聞いたときエッて思ったんだけどね
　　　　　　本当らしいのよ

　「先生　『モナコ』って言えば
　　　『グレース・ケリー』で有名じゃないですかぁ
　　　　　たしか『王子』と
　　　　　　『王女』がお二人でしたっけぇ」

　　そうなんだけどね　『映画祭』のオープニングで
　　　『Grace of Monaco』って言う映画が
　　　　　上演される予定なんだけどね
　　それがどうもモナコの『王族』達には
　　　お気に召さないみたいで
　　　　お気に召さないどころのレベルじゃなくて
　　　　　激怒されてるみたいなのよ

　「先生　何がそんなにまずかったんですかぁ
　　　ひょっとしたら『グレース・ケリー』役が
　　　　かなり不細工だったとかぁ・・・」

　　あなた達はよくそんなにズバッと言えるわね
　　　確かに『グレース・ケリー』役ともなれば
　　　　最高レベルになるわよね

　　まぁ　それを『ニコール・キッドマン』が
　　　演じたそうで
　　　　それもお気に召さなかったみたいだけど
　　　　　そもそもの『シナリオ』がね
　　特に『レーニエ3世』がかなり史実と違った
　　　描かれ方をされたものだから
　　　　それがいけなかったみたいなのよ

　「先生　わたし達は先生ほど
　　　映画は詳しくないですけどぉ
　　　　『ニコール・キッドマン』ってのはぁ
　　　　　　クビひねっちゃいますよぉ

　　ちょっとお話しがそれますけどぉ
　　　『メリル・ストリープ』の
　　　　『マーガレット・サッチャー　鉄の女の涙』
　　　　　　なんかはメチャメチャはまってましたけど
　　『グレース・ケリー』の役をやれる女優なんて
　　　　今どきいましたっけぇ」

　　あなた達みたいにハッキリ言ってしまえば
　　　身も蓋もなくなっちゃうけど
　　　　この手の映画は何れにしてももめるのよね
　　　　　何百年も前の『史実』ならともかくね・・・

　　そうだわ　あなたが『ウェディングドレス』で
　　　『レッドカーペット』に立てばよかったのよ
　　　　　そうしたらモナコの『王子』様が・・・

　「先生　その目の『全てが怖い』ですぅ
　　　『ゴキブリハンター？』を買ってこないとぉ」

　　えぇっ　なにそれ？？？・・・

　　神様ぁ〜　今日から“カンヌ”は華やかになるわよ
　　　でも“グレース”の代わりは難しいと言ってね

　　お願いねっ　　　　