神様ぁ〜! ナースはお顔で笑って心で泣いてるの 半端な気持ちで出来るお仕事ではないと言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 ネコたんと一緒の布団で添い寝したい PART12 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−309》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   きのう『どちて坊や』達からの質問の
    『安楽死』とか『尊厳死』について
      お話ししてたじゃないですかぁ

  そうしたら やっぱりと言うかぁ
   「あなた達は『ナース』なんでしょ
     延命治療はいらないって言ってちゃ
      ダメじゃないの」って
       OBさん達から叱られちまいましたぁ

  でも最後には
   「もしもよ 今の医療技術でも不治の病と
     診断されてしまったら
      残された家族のことも考えて
       私も延命治療を断るかも知れないわ
        だってこの美貌?のままで
         永眠したいもの」って
          おっしゃってましたぁ」

  まぁ OBさん達も
   あなた達を叱っているわけではなくて
    むしろ『ナース』としての複雑な立場を
     思いやっての言葉だと思うわよ

  あなた達『ナース』が職業的な立場と
   個人としての立場には
    大きなギャップがあることを理解されて
     いつもの調子でキツイ言葉にはなったけど
      エールを送ってくださったんだと思うわ

 「先生 もちろん私達は『ナース』として
   医療技術面でも精神面でも
    それなりの教育を受けてるんですけどぉ
     一人の人間として考えると
      やっぱりギャップはあるんですよぉ

  毎日『救急車』が病院に着くたびに
   生死を賭けたドラマが始まるんですけどぉ
    まずはなんとしてでも命を取り留めることを
     優先するじゃないですかぁ
      でも人間は機械じゃないんでぇ
       生命維持装置だけになってしまうと
        やっぱり考えちまうんですよぉ

  わたし達は『ナース』であって
   ドクターでもなければ
    もちろん神様でもないですからぁ
     それから先の命のやり取りは
      判断できないじゃないですかぁ

  一番つらいのが
   救急治療室では「ありがとうございました」って
    お話しされてたご家族が
     主治医から容体の説明を受けて
      今後の治療費とかの説明を受けたとたん
       顔面蒼白になられる方が
        けっこう見受けられるんですよぉ

  そんなとき どうご家族に声を掛ければいいのか
   マジでつらくなっちまうんですよぉ
    ご家族を失いたくないのも分かりますしぃ
     その後の生活のこともあるじゃないですかぁ

  とくに患者さんがご家族の
   『大黒柱』のときはホントにはたで見てても
     悲惨なんですよぉ
      『ナース』をしててこんな時が
        一番つらいですぅ」

  でもあなた達は
   ご家族の精神面でのフォローも
    しなければいけないでしょ
     普段ポッカァ〜ンとしたあなた達を見てると
      とても立派だと思うわよ

 「先生 その日本語って
   ちっとおかしくないですかぁ
    あまり褒められているような
     気がしないんですけどぉ」

  まぁまぁ気にしないで
   流して 流してちょうだい
    あなた達みたいな『ナース』をお嫁にした
     男性諸氏は幸せでしようね

  私はもちろんいい意味でお話ししてるのよ
   だって普段はほんわかで可愛くて
    でも なにか非常時には
     そのポッコリお腹がデンと座って
      何事にも動じないでしょ

 「先生 それってちっとも
   フォローになってないと思いますよぉ
    なんだかどんどん落っこちていくよぅなぁ」

  ねぇ 私達って今までワンちゃんやネコちゃんの
   保護活動をさせて頂いてるでしょ
    もちろん地域の獣医さん達とも連携を取って
     少しでも不幸な子達をなくすようにと
      思ってるんだけど

  あんな小さな子達のことでも
   保護したときに既に手遅れの状態も多々あってね
    獣医さんのところに駆け込んで
     検査結果を教えて頂いたとき
      愕然とするときにあなた達と同じで
       なんとしてでも助けてあげたい気持ちと
        楽にしてあげたい気持ちと・・・

  あなた達がさっきお話ししてたけど
   私達人間は神様じゃないから
    『命』を支配できないでしょ
      診察台の上でつぶらな瞳で見つめられると
       さすがに判断するのが辛いわね

  まして相手が人間で
   しかも家族ともなればなおさらでしょ
    だれでもいつかは
     必ずお別れしないといけないことは
      頭の中では分かっていてもね

  私だってこんなに美しく生まれてこなかったら
   もう少し長くあなた達と一緒にいられたのにね
    神様もイジワルなことをするのね
     あなた達は本当によかったわね

 「先生 分かりましたぁ
   OBさん達が美貌を保ったまま旅立ちたいって
    口癖のようにおっしゃるのは
     先生の『病気?』が伝染したんですよぉ

  先生は間違いなく長生きされますよぉ
   たとえ見た目が美しくたって
    『憎まれっ子なんとか・・・』って
      言うじゃないですかぁ」

  今日は私が代わりに ゲッ・・・

  神様ぁ〜 ナースはお顔で笑って心で泣いてるの
   半端な気持ちで出来るお仕事ではないと言ってね

  お願いねっ