神様ぁ〜！ 人類は壮大な宇宙に“恋”に落ちたのよ 限りない情熱を注げるのがその証だと言ってね！！
【 ３年前の東日本大震災で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしてるんですけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしてるつもりなの
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまってたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１４−３２１》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
あんなに世界中の皆さんから祝福された
『フィラエ』が冬眠しちまったみたいですぅ
せっかく冬眠から目が覚めた『ロゼッタ』から
1人でお使いに出たんですけどぉ
転がって起き上がったのが崖下で
陽が当たらないみたいなんですぅ」
今朝は早速『テニス』のお話しかと思ってたら
この間お話ししていた『彗星探査機』の
お話しなのね
またどうしてこのお話しになったの
分かったわ
ひょっとしたら小児病棟の仲間の『ナース』が
『どちて坊や』達の質問攻めにあって
苦戦しているのね
「先生 ピンポォ〜〜ン
とうして分かっちまったんですかぁ
まだわたし達はなんにもお話ししてませんよぉ
図星で驚いちまいましたぁ」
だってあなた達がそんなお話しをするときは
必ず『どちて坊や』達が絡んでいるじゃない
あなた達が何もお話ししなくても
それくらいは分かるわよ
確かに『フィラエ』が冬眠したみたいだけど
『どちて坊や』達はあなた達の仲間に
どんな質問をしたのかしら
ある程度はニュースでも流れているから
分かるんじゃないの
「先生 最初の質問は
『どうしてがけのしただとわかるの？』ってのと
ホントに困っちまったのが
『この先どうなるの？』ってのなんですぅ
そんなこと突然聞かれても
普通の子供達なら
『スーパーマン』に場所を変えてもらう
とかで『ふぅ〜〜ん』って
納得すると思うんですけどぉ
あの子達はぁ・・・」
まぁ さすがに『スーパーマン』では
『どちて坊や』達は納得しないでしょうね
最初の質問なら幸運なことに
『彗星』に降り立った『フィラエ』から
内蔵バッテリーがなくなるまでのデータが
母船の『ロゼッタ』に送信されてたみたいで
その時のデータを分析してみたら
正確な位置と状況が分かったんだそうよ
でね これからのことなんだけど
私が旦那様から教えて頂いたお話しでは
これまた幸運？にも数ヶ月先に
『彗星』が太陽に近い軌道を通るみたいで
ひょっとしたら崖下でも
陽が当たるように
なるかも知れないんですってよ
もし今回うまく充電できなくても
この『彗星』つまり
『チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星』は
約6年半ごとの周期で太陽に近付くから
チャンスが訪れるかも知れないみたいよ
だから気長に待つことね
「先生 いまから10回も待ってたら
65年も掛かっちまうんですよぉ
電池よりも人間の方が持たないですよぉ」
まぁ あなた達はそうは言うけど
宇宙の歴史って気が遠くなるほど
時間が経ってるのよ
それに比べたらね
人間の一生なんてお星様の瞬きよりも
短くてアッと言う間なのよ
私達みたいなのが
64億kmも旅をしてきた『彗星探査機』の
お話しをしてること自体が
『ロマン』に満ちてると思わない
「先生 それはなんとなく分かりますよぉ
わたし達だって子供の頃は
宇宙って金魚鉢？の中にあって
もっと大きな人達が
金魚鉢の中のわたし達を
見つめてるんじゃないかって・・・
わたし達が子供の頃と違って
『どちて坊や』達はいつもネットを駆使して
いろいろ情報を集めてるみたいですけどぉ
寝顔を見ていると
見ている『夢』は
わたし達が子供の頃見た夢と
変わらない気がするんですぅ」
あらあら 今日はまたロマンティックなことを
おっしゃるのね
宇宙のことを考えてるとね
不思議とイヤなことを忘れてしまうでしょ
ひょっとしたらよ
神様が人類に余りにも簡単に
宇宙の起源を見せないように
ちょっとだけ『フィラエ』に
イタズラをされたのかも知れないわよ
ほら 人は恋に落ちると
お相手のことをなんでも知りたくなるでしょ
それと同じでね
宇宙に恋してしまうと何でも知りたくなって
お相手にじらされると
余計に知りたくなるでしょ
「先生 とくに女性は『恋』をすると
わたし達みたいにキレイになっちまいますよぉ」
そうね かなり勘違い？もあるけどね・・・
神様ぁ〜 人類は壮大な宇宙に“恋”に落ちたのよ
限りない情熱を注げるのがその証だと言ってね
お願いねっ
